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くるまの電機やさん日記(新)

カーナビ デリボーイに加工取付!

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取付加工もやっちゃってます



今日はデリボーイにカーナビを取付施工した例をご案内します
トヨタデリボーイと言うお車は基本的に商用目的の運搬車として販売
されていました
もう既に絶版車なのですが、その広い室内空間や特別なユーティリテ
ィーから、現在でも隠れた人気車なのです
現在でもキャンプ仕様や移動販売車として改造を施された車を時々見
かけます

今回のデリボーイのオーナー様も波乗りの際のトランスポーターとし
てご使用になっているようです
しっかりサーフボード積載キャリアが装備され、なかなか雰囲気のあ
るお車です


さて、カーナビの取付ですがこちらの車輌にはお客様お持込のカロッ
ツェリアDVDナビを装着します
1DINインダッシュモニタータイプのナビAVIC-DRV05です

こちらをコンソール中央のオーディオ取付スペースに装着するのです
が、ここで問題発生です

デリボーイは先程もご案内した通りそもそも商用車ベースと言う事も
あってオーディオ取付スペースが1DIN分しかありません
DRV05はオーディオ機能を持たないナビですので、既存のオーデ
ィオ(ヘッドユニット)を外してしまうとオーディオレスになってしまうの
です

オーディオレスと言う事は、オーディオデッキが無いと言う事ですの

『ラジオが聴けません』
『CDも聴けません』
『カーナビにテレビが付いてるのに、画面は見れても音が聞こえません』

これでは寂し過ぎます


せっかくナビを付けたのに、音楽が聴けないなんて(涙っ)

波乗りに行くのにSurfin’USAが聴けないなんて(古っ)




そこで、この解決策をお客様と相談し、もともとお車に装着してあった
SONY製の1DINメインユニットを別の場所に移設してそのまま使
い続ける改造加工取付を行う事と致しました

当初は椅子の下に設置するとか、助手席の足もとに吊り下げ固定する等
のアイデアもあったのですがいずれも使い勝手が悪そうです

CDの入れ替えや選曲時等の操作性を考えればやはり運転席から手が届
く範囲に装着したいものです

で、考えたのがグローブボックスです(!)

しかもグローブボックスの中にオーディオデッキを収納する方法ではな
くて、ボックスの表面のパネルをくり抜いてそこに本体をはめ込み、オ
ーディオのフェイスパネル(操作部分)前面を露出させる事にしました

作業中の画像は残念ながら撮っていませんが、
(ちょっと余裕が無かったかも…(汗))
仕上がりの様子をご覧下さい


画像の説明
写真1/取付ご依頼の車輌です
    …トヨタデリボーイです
写真2/トール&ロングボディ
    …シュラスコの販売とか似合いそうですね(笑)
写真3/カーナビ AVIC-DRV05
    …モニターを収納した状態
写真4/カーナビ
    …この位置にもともとオーディオが付いてました
写真5/SONY製ヘッドユニット
    …グローブボックスをくり抜いて装着しました
写真6/カーナビとオーディオ
    …この位置関係なら操作も可能だと思います




通常の取付作業よりも車輌側の加工や配線延長を必要とする分、時間が
掛かってしまいましたがオーナー様にはご満足頂けたと思います

実はお客様も
「そんな事が出来たらいいなぁ」
と考えていたそうですが、実際に施工例を見た事もないので引き受けて
貰えるかどうかすらご不安だったご様子です

打ち合わせを続けるうちに、不安が期待に変わっていき、実際に納車を
する日を楽しみにして下さっていたようです



改造や加工を伴う作業の場合は、確実に施工が行えるかどうか、現車確
認を行わないと判断出来ないケースがあります

改造に関してはディーラーではNGですし、輸入車や旧車で配線図が入
手できない事もあります

また、改造加工に関しては1台限りの特殊仕様ですので、お引渡し後に
予期せぬ不具合が発生する確率も通常の取付よりも高くなる傾向があり
ます

ただ、お客様もこれらのリスクをご承知の上で、施工を引き受けてくれ
るお店を探すのに苦労しているようです

そのようなお客様のリクエストには出来るだけお応えしたいと、日々思
いながら仕事をしている今日この頃です








…でも、出来ない事もありますからね~(笑)






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