ＣＲ-Ｘのエアコン修理です

ホンダ　ＣＲ-Ｘ

平成３年登録のＥＦ-８です

平成３年登録と云う事は、実にキャリア１９年

ガス冷媒は旧フロンですし、既にメーカーでも部品供給の期限を越えてしまっている等の修理
するにはマイナス要因がなにかとｓｏ　ｍａｎｙなお車です

点検を行ったところ、故障の状況としてはかなりの重症

エアコン関連の部品としては、コンデンサー以外は全て要交換といった状態でした

修理コストもかなりの金額になってしまうのですが、オーナー様のＣＲ-Ｘへの強い思い入れ
もあり、全面的なメンテナンスを行う事となりました

コンデンサーはＤＥＮＳＯリンクのリビルト品と交換

エバポレーターも新品に交換です

高圧ホースと低圧ホースの両方からガス漏れが見受けられましたので、双方とも交換する
事になったのですが、低圧ホースが既に生産中止、流通在庫も無く、入手が不可能な状態
でした

そこで、低圧ホースはオリジナルホースを製作する事になりました

現品をベースに同じレイアウト、ホース長、ジョイントアングルを合わせた製品をワンオフ
で作ります

コストと製作時間が必要になってしまいますが、現品が入手出来ない場合はこの方法で対応
します

なんとか在庫を見つけた高圧ホースと完成した低圧ホース

こちらのＣＲ-Ｘはブロアモーターも動かない状態でしたので、新品交換

消耗品のリキットタンクとプレッシャースイッチもＨＯＮＤＡ純正パーツと交換です

修理作業の仕上げは、真空引きとガスチャージ

Ｒ１２の冷媒を充填します

ＣＲ-Ｘのエアコン修理、無事に終了致しました

オーナー様には遠方の当店まで修理をご依頼頂き、本当に有難うございました

高額な修理代金やパーツのオリジナル製作の期間等のリスクがあるなか、二つ返事で修理実
施をご依頼頂き恐縮しております

オーナー様にとっての車輌価値、修理代には換えられないものである事を再確認させて頂き
ました