カーエアコン修理! フィアットのキャンピングカーです!!

フィアット ヴァンガードのエアコン修理です










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フィアット ヴァンガード


1998yモデルのZFA230です




フィアットにキャンピングカーがある事すら知らなかったので、車を確認するまではどんな
車が入庫するのか想像がつかなかった


こ、これがフィアット\(◎o◎)/!?










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そんなお恥ずかしい状況でしたが、とにもかくにもエアコン修理の見積を行う事に


こちらのキャンピングカーはフィアットのプラットホームにキャビンを組み合わせたお車で、
日本のフィアットディーラーでは取り扱っていません


平行輸入車ですね


当然ですが、ディーラーではエアコン修理も受け付けていない


でもエアコンは直したい


そこで、遠方の当店にまで修理のご相談にお越し頂きました










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エアコンを点検すると、ガスが抜けていました


ガス漏れによる冷却能力低下です


漏れを止めればコンプレッサーは圧縮する、サイクルも詰まっていない


ガス漏れさえ止めれば…




リークポイントは、低圧ホースでした


このお車の場合、どのパーツが壊れていても部品の調達には苦労するだろうとは想像してい
ましたが、やはり修理交換用のホースがありません


そこで、低圧ホースはワンオフでオリジナルホースを作成


時間とコストが掛かりましたが、もともと装着されていたホースよりも立派なものが出来て
しまったよーな^^;










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そしてこちらはファンモーター


モーターが完全に壊れていて、クーリングファンを廻す事ができていませんでした


この状態だとコンデンサーを冷却できないので、走行中はまだしも渋滞中や低速走行時にエ
アコンが効きません


温風が出てきてしまう










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オーナー様にファンモーターの故障を認識していたかお尋ねすると、渋滞中にオーバーヒート
気味になる傾向があったとのこと


こちらのフィアットにはファンが2つ装備されていて、クーラーコンデンサーとラジエターを
冷却しています


実はその両方が見事に壊れていました


強制的に電気を入れてもモーターが不動


エアコンはともかく、オーバーヒートを起こせばラジエターまで逝ってしまいます


あぶないところでした






しかし、このファンモーターがやはり見つからない


現品と同じものは入手ルート自体がありません


モーターはさすがに現品をバラして修理する訳にも行かず、似たレイアウトの他車用のモー
ターを探しだし、流用する事に致しました










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こちらが苦難の末に見つけた適合可能なモーター


イタリア車のフィアットに、某ドイツ車のモーターを移植です


これが見事にはまった


すんなり設置とまではいかないものの、配線リレーを自作して、ラジエターファンもコンデン
サーファンも適切なタイミングで動作させるシステムが出来ました










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せっかくエアコンを復活させるので、リキットタンクも新品に交換したい


なにしろ現品はこのようなお姿でしたので










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こちらは国産メーカーのリキットタンクで対応


レイアウトされたスペースにクリアランスが確保されていたので、ホースとのジ
ョイントさえ
巧く処理すれば他車用でも装着が可能です










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なんとかオーナー様のご予算内で、夏休みのお出掛け前にエアコン修理を完了する事ができ
ました


ご自身でも「修理は難しいだろう」と考えていただけに、喜んで頂けました










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これだけの広い室内、エアコンが効かないのはドライバーもキャビンの乗客もつらいでしょう


この夏休み、楽しいキャンピングカーライフが楽しめていれば何よりです(*^。^*)













希少なお車のオーナー様、エアコン修理でお困りでしたら電装専門店にご相談してみて下さい


ディーラーに断られても諦めない


何とかなるかも知れません


ならない事もあるかも知れません(^_^メ)




























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