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くるまの電機やさん日記(新)

GT-R 世界最速スポーツカー 世界最速(!?)オーディオチューン

『日産GT-R』のスピーカー交換等の作業を行いました


R35GT-Rは既に何台か触らせて頂いてますが、今回のような大掛かり
な部品交換を伴うサウンドチューンアップは初めてでした



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どっから見ても
『スーパーカー』
ですよね


日本どころか、世界に肩を並べるスポーツカーを前に身が引き締まります(汗)


スーパーカーと言えば、子供の頃にスーパーカーに憧れて、わざわざ世田谷の
環八沿いの外車屋さんにクルマを見に行ったのを思い出します

ポケットカメラ片手にショーウィンドウ前をうろついて、いかつい店員さん達
に嫌な顔をされたものです^^;




その頃はフェラーリとランボルギーニが2大スーパーカーブランドで、両社で
公道世界最速記録を争っていたんですよね

当時、ランボルギーニ・カウンタックの最高速度が300kmで、フェラーリの
512BBが302kmと公称していました

300kmオーバーの2kmにどんな意味があるのか、今となっては判りませんが、
当時としてはカウンタックより2kmも速いベルリネッタボクサーに、子供なが
らの畏敬の念を覚えていたような気がします

そんな大袈裟なものでもないか(笑)


そして時代は変わり、現在の世界最高速を競っているのが、ポルシェ911と
このGT-Rです!

記録更新のプレスリリース合戦は、まさしくプライドを守る為のしのぎ合いで
すね

GT-Rが叩き出した、ドイツのニュルブルクリンクサーキットでのラップタイ
ムレコードに関しては、あのポルシェから日産サイドにクレームが付くほど^^;


でも、両社の意地を掛けたスピードへの挑戦は、かつてのスーパーカーファン
にとっては夢のようです

国産スポーツカーが、スピードにおいて世界最高レベルの争いの中心にいるな
んて!!


GT-Rを眺めながらそんな事を考えていたら、すっかり少年時代の心に戻って
しまいました(*^。^*)






仕事の話に戻ります(^_^メ)



今回装着するスピーカーやアンプ類は、全てお客様お持ち込みでの作業にな
ります

実はこちらのGT-Rのオーナー様が以前お乗りになられていた車から取り外
したオーディオ部品なのですが、その際の取り外しも当社にて行わせて頂きま
したので、組み上げるシステム等は事前に把握をしておりました




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フロントスピーカー関連は、DIAMONNDO AUDIO製品へ交換します




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トゥイーター




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クロスオーバー




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リアスピーカーは、KICKER SSMB6へ交換




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アンプはアルパインのMRV-F345を搭載します




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純正のヘッドユニットからアンプへの入力もご指定の配線を使用




スピーカー交換と同時に左右のフロントドアのデットニング作業を行います

デットニングに必要な部材も今回はお客様にお持込頂きました


レジェトレックス(制振シート)
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エプトシーラー(防音シート)
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フェルトシート(吸音シート)
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純正状態のドアパネル内です

ドアパネル内張りを外したところ

ビニールを撤去し、残ったブチルゴムをクリーナーで除去して行きます




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既存の純正スピーカーです

今回はマウントごと交換致します




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デットニング作業はまず、外側鉄板の防音、制振作業から行います




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GT-Rはサービスホールを埋めると言うよりは、インナーパネル全体を
レジェトレックスで覆っていきます

軽量化の為、ドアのセンターにサイドビームが走っているだけで外側鉄板
まで空洞の状態なのです




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スピーカーの裏側等にエプトシーラーで防音処理を施した後、レジェトレクス
で仕上げの処理を行います

クロスオーバーはパネル鉄板部にボルトオンしました




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内張りの凹部にフェルトを充填し、吸音処理を行います


この作業を終えて、パネルを元に戻せばデットニング作業は修了です




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交換したDAIAMOND AUDIO製のスピーカー




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GT-Rのリアスピーカーは、後部シートの間の部分に縦に2個並んでいます




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スピーカーカバーを取外し、既存の純正スピーカーを取り外します




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左右の配線を間違えないように、Kickerのスピーカーを設置していきます




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フロントドアのトゥイーターはドアスピーカーの上部に設置しました




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GT-Rの場合は既存の純正オーディオを取外す訳にはいきませんので、
純正のスピーカーラインよりRCAラインを取り出してアンプに入力す
る事が必要になります

スピーカーライン出力をRCAに変換するのに使用するのが画像のハイ/
ローコンバーターです

4chの取出しが可能です




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後部シートを取外し、ラゲッジルームに設置するアンプの配線経路を確保し
ます




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アルパインアンプはリアのラゲッジスペースへ設置です

大型ハイパワーアンプですが、薄型ですのでさほど邪魔にはなりません

アンプを設置し、アンプから各スピーカーへスピーカーケーブルを引けば、
オーディオシステム構築は完了です
>
純正オーディオをそのまま残しながら、社外のアンプ及びスピーカーを追加
設置する事が無事に出来ました


サウンドは、もちろん抜群に向上しています

ヘッドユニットはそのままの状態ですので、単純にスピーカー及びアンプの
実力が発揮された結果だと思います

もちろん、デットニングの効果も絶大です





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スピーカー周り以外の作業としては、

・地デジチューナの設置
・テレビキャンセラー取付
・ナビキャンセラー取付
・GPSレーダー設置

等々の作業を行いました




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地デジチューナーはフルセグタイプを設置したので受信状態も良く、
画質もキレイです

走行中もテレビ視聴、ナビ操作が可能になりました




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GPSレーダーはダッシュボード上に取り付けました





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GT-Rは基本的に認定メカニックが存在する日産HPCで整備や修理を行
うのがルールのお車です


当店での作業内容は、エンジン関連や駆動系のメカに関わる部分の作業では
ありませんが、念の為の確認の意味合いもあり、作業終了後はNHPCにて
正規のエラーチェックを実施しています

なんら問題が無い事を確認後、お客様へGT-Rのお引渡しを行います







GT-Rは月間生産台数が少ない事もあり、まだまだ市場ではそうは見掛けな
いお車です


今回、当店のピットでR35をお預かりしている間も、当店に訪れたお客様や
取引業者様、みなさんが興味深げに作業中のお車を眺めている様子が印象的で
した



輸入車や高級車を見慣れているはずの業者さん達までが

「うわぁ~、GT-Rだよ~~、現車は初めて見たよ~!!」

とか

「なんだかドアがバラバラだよ!!GT-Rにこんな事して大丈夫??」

みたいな感じなんですね(笑)




今回の作業の中で、Aピラーの脱着作業がありました

実はGT-RのAピラーは、固定用のクリップが使い捨て(再利用不可)
の為、部品を日産部品販売より仕入れて対応したのですが、そのクリ
ップを納入に来た日産部販さんの担当者さえ


「うわっ、本当にR35が入庫してる…(・。・;」

みたいな顔してましたから





使わない部品は発注しませんよ(^_^メ)~(笑)



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