ナビスコカップセミファイナル

さいスタにガンバ大阪が攻めてきた

リーグ戦のグダグダぶりから一変、ナビスコでは結果を残し続ける浦和軍

一週間前、ホーム万博で浦和をコテンピシャンに叩きのめしたガンバ勢

しかしこの日のガンバには、代表やら怪我やらで離脱者が続出

遠藤がいない、イ・グノがいない

加地がいなけりゃ明神もいない

そういえば稲本もいない

って何年前の話だそりゃ

とにかく飛車角落ちのガンバ大阪なのであった

それより何より、この前ブラックガンバだったガンバさんチームは、今度はイエローガンバ
になっていた

あなたたち、いったい何色持ってるの

休日、好天に恵まれたのにも関わらず、この日の観客動員はご覧の通り

勝ち上がりによって決まった試合とは言え、セミファイナルでこの入りは寂しい

それでも他会場よりは動員を集めてるというが、空席だらけのスタンドはやはり「らしく」ない

後半４４分　スコアは２－０

このまま終われば最高の試合だった

無理せず慌てずマイボールを繋ぐ事だけを考えればいい時間帯に、とんでもない事が起きた

勝つには勝ったが後味の悪いゲームに

しかし、しかしそれを差し引いても今の梅崎は素晴らしい

浦和に加入当初の、というより大分時代のキレキレ感が戻ってきている

本人曰く、戻ってきたというより成長を実感しているらしいから、本物ではないだろうか

チームの中でゴールへの意識が最も高い選手のひとりだ

その梅崎と、こちらも絶好調をキープしているセルがコンビを組む２列目は相手にとっては
厄介だろう

セルはゴリゴリとドリブルで突っかけてくるし、ウメは隙あらばシュートを撃ってくる

シーズン当初は控えだったこの二人が、今のチームを引っ張っているのだから面白い

テンポの良いパス回しと、数多いフィニッシュ

全員で守り、全員で攻める

相手に合わせない浦和のサッカー

（試合終了間際の失点は別として）この日のようなゲームを続けていれば、またこのスタジ
アムに大勢の観客が戻って来るのではないだろうか

主力を欠くチーム編成とは言え宿敵といえるガンバを倒したのはたしかに嬉しい

やっと勝ったと拳を握り締めた

サポーターは大喜びしていいだろう

しかし、試合後のワニナレウラワはいただけない

選手、監督までもが輪になって、優勝したかのような大騒ぎ

浮かれ過ぎじゃあるまいか

だいいちガンバに失礼では

ワニナレナニワはガンバに任せておけば良いだろう

あまりの喜びように達成感から燃え尽き症候群になり、この後のゲームへのモチベーション
が下がるのではないかと心配したほどであった

ただの１勝です

リーグでは尻に火が付きアッチッチ

大騒ぎは、ファイナルの試合終了の笛を聞くまで待ちましょう

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