シビック、マークⅡときて本日はローレルです
日産の高級乗用車ローレル
絶版となり20年が経ちますがその人気は衰え知らず
台数が減る中で多少のコンディションには目をつむっても、中古車市場では高値で取り引きされている模様です
名車復活とはおこがましいですが、故障しているエアコンの復調でメンテナンスのお手伝いができればと願っております
当社にもおこぼれを
日産 ローレル
E-HC33
平成元年登録のお車です
数年前からエアコンの不調が発生しながらも部品ショートなどの理由で修理をあきらめていたところ、当社の修理ブログを見つけていただいたもようです
お客さまが心配されていた通り、ローレルのエアコンパーツはその多くが製品廃止となっております
部品の保守期間の短縮化は、ゴーン氏が社長だった時期に加速した悩ましい問題
圧縮不良が発生していたコンプレッサーもメーカー在庫がありませんでした
そしてリビルト品も見つからず
予想はしていたことですが、このケースでは現品修理での対応が有力となります
こちらが完成品
コンプレッサーはコアのみを分解洗浄して再利用
消耗部品をすべて新品に交換し、あたらしいコンプレッサーを組み上げています
手作業で、純正スペック同等のリメイク品が仕上がります
エアコンホースでもガス漏れが発生
こちらも純正部品は入手できず、リメイクを実施しました
高圧ホース、低圧ホースともに現品をベースに新品ホースを製作
上の画像が修理前で、下の画像が完成品
こちらも上の画像が既存品で下がリメイク後
よほどのことがない限りエアコンホースは新品製作が可能
もとのホースさえあれば純正品と同じ、あるいはそれ以上の品質のホースをご提供できます
機能限界を超えているリキッドタンク
すでにフィルター効果が望めません
こちらは新品部品と交換
純正部品がなくても適合さえ合えば汎用品でもフィットします
部品交換後はガスチャージ
旧ガスのR12を充填し、エアコン修理は完了です
旧ガス仕様車にやむなく新ガスを充填してしまうケースがあるようですが、これは自動車電装業界では禁忌行為
そもそも充分に冷えないばかりか冷媒膨張率の差異によりサイクルを壊してしまうことも
オリジナルで直るものは、オリジナルで修理するのが基本です
ローレルのエアコン修理作業、本日も無事に終了
コンディションさえもとに戻れば、実は旧ガスの方がエアコンとしては冷えるのです
さあ暑がりさん(そこまでではない方も)、壊れてしまったカーエアコンを復活させているのは当店です
お誘い合ってお越しくださいませ(^^♪
この記事を書いたのは…
株式会社小國電機工業所
さいたま市南区内谷7-6-22
小國電機工業所の公式Facebookページは「こちら」
お見積などのリクエストは「お問い合わせ」ページよりお寄せください