ランクル60! 旧ガス車のエアコン故障はあきらめないで!!
エアコン故障に困り果て、さまざまなリスクを抱えて当社に修理のご依頼をいただくことが多々ございます
とてつもなくご遠方からのご来店だったり、2ヶ月待ちの部品納期をご承諾いただいたり、あるいは事前見積不可の中でのご依頼をたまわったり
光栄至極でございます
そんななかでもレアケース、エアコン故障で現在車検切れ状態のお車を、エアコンが直ることを前提に車検を取り直して当社までお運びいただく大英断
これは修理を完遂させないわけにはいきません
かならず直します
直して見せますぞ
修理できなかったらこのブログに掲載していませんので、きっと直るんでしょうけどね
ランドクルーザーのエアコン修理作業でございます
トヨタ ランドクルーザー
E-FJ62G
平成2年登録のランクル60です
車検切れで放置されていたランクルですが、エアコン以外のコンディションは良い模様
ただし、カーエアコンに関しては相当昔からメンテナンスを実施されていない様子で、多くの部品の交換が必要な状況でした
オイルと汚れに覆われ、真っ黒になっていたコンプレッサー
トヨタでは製品廃止となっているパーツですが、リビルト品を検索することができました
異音が発生し、ガス漏れも確認できたコンプレッサーをリビルト品に交換します
メーカー品ですので品質も安定
しかも当時の純正コンプレッサーより低価格なのも魅力的
くるまの電機やさんではリビルトコンプレッサーでのエアコン修理を推奨しております
ガス漏れと詰まりが発生していた室内側エアコンユニット
汚染も進んでいます
エアコン効き不良の原因となるばかりでなく、エアコン使用時の嫌な臭いの元となることも
エアコンフィルターが付いていない当時のお車においては、よく見る最終形態です
エバポレーター,エキスパンションバルブ,チューブを組み上げエアコンユニットを再生します
このきれいなエバポレーターが先ほどの画像になるまで汚れるのですから、エアコンの稼働環境は過酷です
ガス漏れ多しのエアコンホース
こちらは純正部品が生産終了でも、現品修理という方法がとれます
現車に装備されていた配管を取り外し、それをベースに新しいホースをリメイクします
フラッシングやリペアではなく新品再生、安全確実です
ホースと違い現品を修理できなかったのがエアコンパイプ
こちらはトヨタさんにお願いするしかありません
特命での緊急手配をお願いしました
通常納期で納品された純正部品
さすがトヨタ
特殊な形状
やけに長い
そして3本継ぎ
ランクルならではのパーツですね
部品交換後はガスチャージ
旧ガスのR12を充填し、エアコン修理は完了です
ランドクルーザーのエアコン修理作業、本日も無事に終了
寒いくらいによく効くエアコン、復活いたしました
車検が無駄にならなくてほんとうによかったです
このような条件でご依頼をいただき、誉も感じる次第でございます
これからもご期待に応えられますよう、精進いたします
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