クロネコヤマトの宅急便にて届けられた、大きめ重めの段ボール…
当店では距離的な問題で現車をご入庫いただけない場合でも、エアコン部品単体の修理も承っております
今回受け取ったこちらの段ボールの中身はというと、
カーエアコンのコンプレッサーとホース
壊れてしまって効かなくなったカーエアコン
原因はわかっているので故障部品を交換したいけれど、メーカーではすでに部品が製品廃止となっている
そんなケースのお手伝いを、くるまの電機やさんでは実施しております
エアコンを修理するお車は日産グロリア
実際の車両にはご入庫いただいておりませんのでイメージ画像になります
部品の元となる現車はE430、昭和58年式のお車とのことです
こちらが送られてきたコンプレッサー
内部摩耗と金属劣化で圧縮機能が損なわれています
古いコンプレッサーでも焼き付きによるロック状態でない限り、現品をベースにしたリメイクができる可能性があります
修理完了後のコンプレッサー
純正新品風(?)のルックスに仕上がります
故障したコンプレッサーのコアのみをブラッシュアップして再利用
プーリーと電源カプラを新品に交換、損傷した内部の消耗パーツもすべて新しいものに取り換えてコンプレッサーをリメイクしています
修理個体のコンディションやご依頼のタイミングにもよりますが、およそ2週間前後のリードタイムで対応可能
スペックは純正風ではなく純正レベルです
コンプレッサーといっしょに送られてきたエアコンホース
強いストレスがかかり続けるエアコンホースは消耗品
コンプレッサーが駄目になるタイミングであれば、ホースからのガス漏れは容易に予見できます
そしてこちらも日産さんでは生産終了、部品在庫もありません
コンプレッサー同様にエアコンホースもリメイクします
高圧ホース、低圧ホース、双方ともジョイント部分は流用し、高耐圧性の樹脂ホースと接続
素材自体の品質が当時より良くなってもいますので、純正部品よりも高いクオリティのホースが仕上がってしまいます
コンプレッサー交換の際はエアコンホースの同時交換を、強くお勧めいたします
今回の430グロリアのエアコン部品修理のご依頼元は、とある東北地方の自動車修理業者さま
陸路では当社までおよそ600km
遠方まで、本当にありがとうございました
業者さまですのでご不要かとは存じますが、念のためコンプレッサー交換時の注意事項などを同封し、コンプレッサーとエアコンホースをご返送いたします
430グロリアのエアコン機能が復活しますこと、さいたま市より願っております
この記事を書いたのは…
株式会社小國電機工業所
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