2シーターオープンカー、カプチーノのご入庫です
オープンとはいえ雨の日はルーフをクローズ
その状態でエアコンが効かない場合は、やはりフロントガラスが曇ってしまいます
そもそも暑いですし
はい、修理を致しましょう
スズキ カプチーノ
E-EA11R
平成7年登録のお車です
ちょうど前期型の最終モデルですね
エアコンが継続的に効かない状態でお困りのオーナーさま
ディーラーさまに持ち込んだところ、コンプレッサーが駄目になっているらしいけど部品がないので修理は難しいとコメントされてしまったそうです
なんと切ない
冷媒を圧縮する機能が低下していたコンプレッサー
どこかのタイミングでガスチャージを繰り返し、コンプレッサーオイルがなくなってしまったのかもしれません
ロック寸前の状態でした
そして純正コンプレッサーはディーラーさんのご案内とおり製品廃止
修理不可と言われるのも仕方がないところですが…
くるまの電機やさんでは純正部品がなくても社外品やリビルト品での対応が可能です
こちらはリビルトコンプレッサー
リビルトといってもメーカーリビルトのコンプレッサーですので性能は折り紙付き、もちろん保証も付いています
窮地に追い込まれそうだったカプチーノのエアコンを、リビルト品で救います
こちらは室内側のエアコンユニット
こちらでは詰まりが発生していました
外観的にもさもありなんですね
ほこりが幾重かの層になり、冷気を蓄えるフィンを覆っています
見たくなかった…
こちらも社外製の新品ユニットに交換
さきほどの汚れたエバポレーターを見てしまうと、心理的にも交換したくなってしまいます
普段は目にすることのないパーツですが、エアコンの主要部品ですのでメンテナンスを欠かしませんように
そしてこちらも大切な部品
サーミスタという温度センサーです
劣化で正しく機能しなくなると温度調整エラーとなります
こちらのパーツはスズキ純正部品での交換が可能でした
レシーバドライヤは消耗品
こちらは汎用品との適合確率が高く、価格の安い社外品を採用するのがセオリーです
ほとんどスズキブランドのエアコンパーツを使用せずに修理を進められました
もし純正部品のコンプレッサーがあったとしてもかなりの高値ですので、その点でもメリットがあったかと思います
部品交換後はガスチャージ
新ガスのHFC-134aを充填し、エアコン修理は完了です
カプチーノのエアコン修理作業、本日も無事に終了
適切なエアコンメンテナンスで、エアコンの冷却機能も除湿機能も復活しました
梅雨シーズンの雨のドライブも、このあとに控える猛暑の運転も、エアコン修理でどうぞ快適に
ご相談は電装整備専門店のくるまの電機やさんまで
エアコンドクターがお待ちしております
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