S13シルビア! 旧冷媒仕様車のエアコン修理ならここ一択!!
ここ一択!!
だなんてタイトルに書きながら、実際に選んでいただいたのに修理はできません、なんてことにならぬよう、日々鍛錬を積んでおります
さいわいなことに旧車、あるいは旧ガス仕様車にお乗りのオーナーさまは、当該車両のエアコン修理の現状をご存知なかたが多く、いろいろなご配慮をいただいております
ありがとうございます
それに甘えることなく、価値ある作業をリーズナブルかつスピーディーにご提供できることを心がけておりますので、引き続きよろしくお願いいたします
日産 シルビア
E-PS13
平成4年登録のお車です
エアコンの効き不良でご入庫いただきましたシルビア
既に部品がないのは理解しておりますとのお言葉をいただきながら、修理工程に入ります
カーエアコンの心臓部、コンプレッサー
まずはここから交換着手
圧縮機能の低下により、冷え不良の原因となっていました
シルビアの部品は日産からは出ませんので、ほぼすべてのパーツがリメイク対応となります
画像は現品をベースに修理オーバーホールしたコンプレッサー
コアのみを再利用しています
圧縮冷媒を気体から液体に変えるコンデンサー
汚染と腐食、フィンの目詰まりとはく離が起きています
黒ずんだ部分はオイル漏れ
こちらも冷え不良の一因に
コンデンサーも日産ルートでは入手不可
ディーラーさんから純正部品が供給されない場合は社外品の採用
社外品もなければ現品修理という方法で対応します
エアコンホースは消耗品
なのに純正部品はストックされていません
とくにR12冷媒仕様のエアコン部品は、メーカー在庫が払底した時点で製品廃止となってしまう傾向があります
当社ではリメイクしたエアコンホースでの交換を実施
高圧ホース、低圧ホースともに、現車から取り外したホースをベースに新品の配管を作っています
カーエアコンの主要構成部品で、唯一室内側にレイアウトされているのがエバポレーター
目につかない場所に据え付けられているのですが、ホコリや雑菌や水分やらの敵多し
本来の機能を取り戻すためには、洗浄では不十分とも考えられ、当社でASSYでの交換を行っています
エバポレーターもリメイク
珍しいホワイトカラーの樹脂製ボックスはそのまま再利用
作り直したエバポレーターに新品のエキスパンションバルブ、チューブを接続し、あたらしいユニットを組み上げています
部品交換後はガスチャージ
旧ガスのR12を充填し、エアコン修理は完了です
シルビアのエアコン修理作業、本日も無事に終了
当社では旧冷媒(=R12ガス)仕様車の修理は、旧冷媒を使用したエアコンサイクルのままで直しています
サービスポートを新冷媒(=HFC134a)用に交換して無理やり新ガスを入れたりしませんし、ましては変性フロンやら代替フロンなどの怪しげなクーラーガスもいっさい使用しません
自動車修理においては愛車をお預けになったあと、どのような修理や取り扱いをされているか不明で、不安に思われるオーナーさまも多いかと思います
当社ではそのような心配を少しでも軽減できればとの思いもあり、ホームページやブログ、インスタグラムなどでの情報公開、発信を続けさせていただいております
どうか本日の記事も、もやもやを抱えている自動車オーナーさまに届きますように
そしてご興味を持たれた方からのご相談のきっかけとなれば幸いです
さあ夏に向け、エアコンメンテナンスの計画をスタートしましょう
この記事を書いたのは…
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