EG5シビック! R12はR12で直すのです!!
シビックのエアコン修理作業です
ホンダ シビック
E-EG5
平成4年登録のお車です
ACスイッチを入れると風は出るものの、冷風にならない状態のEG5シビック
過去には他の修理工場さまでメンテナンスをしていた模様ですが、いよいよ対応できるお店がなくなってしまい、当店へのご入庫となりました
ガス漏れが発生していたコンプレッサー
そもそもエアコンサイクルは完全密閉ですので、問題の発生がなければ冷媒の漏れはありません
しかしながらそこはやはり機械、金属同士の摩耗もあり、コンプレッサー自体の振動もあり、さらにはシール部分の劣化やクラックも進行します
それらの要因によりクーラーガスがリークしてしまったコンプレッサーは、潤滑油であるコンプレッサーオイルも失う憂き目にあい、やがて交換時期を迎えます
交換するのはリビルトコンプレッサー
ユーズドのコンプレッサーコアをベースにプーリーとマグネットクラッチを付け替え、内部の消耗パーツを新品にして組み上げ直したリサイクル品です
DENSOや日立、三菱などメーカーメイドのリビルト品も多く供給され、製品の品質は安定しています
もちろんお値段も、純正部品よりお安くなっております
こちらはコンデンサー
おなじくガス漏れです
漏れ箇所にはオイルもにじんでいるため汚れが付着し、黒っぽくなっています
純正部品のコンデンサーはホンダでの生産は終了
社外品もありません
このため、現車から取り外したコンデンサーから、あたらしいコンデンサーをリメイクします
ふつうなら部品が無くなってしまった時点で諦めてしまうことが多いのですが、電装専門店ではここからが勝負
現品の修理やオーバーホールでパーツを揃えていきます
画像が完成したコンデンサー
ワンオフ品のためお時間とコストが掛かりますが、エアコン復活のためには不可欠な部品
見事に再生に成功しました
こちらも現品修理をしたエアコンホース
先端の口金部分は再利用、樹脂ゴムの配管をかしめ、バルブも正確な位置にレイアウト
柔軟性や耐圧性は、30年前当時のホースのクオリティを上回っています
ホンダさん、エバポレーターも作っていません
こちらもガス漏れで現品修理品との交換なのですが、外気を大量に送り込まれるエバポレーターにはちりやホコリも堆積
さらに愛煙家さんの愛車にはもれなくニコチンも集積
いやな匂いやカビの発生源ともなっております
室内に流れるエアコンの空気のリフレッシュのためにも、エバポレーターは交換すべき構成部品です
レシーバタンク&ドライヤー
こちらは社外製の適合品を採用しました
部品交換後はガスチャージ
旧ガスのR12ガス冷媒を充填し、エアコン修理は完了です
シビックのエアコン修理作業、本日も無事に終了
修理用の純正部品がなかったり、R12フロンガスを取り扱えショップがなかったりで、泣く泣くカーエアコン修理を諦めていたオーナーさま
純正部品の代わりに社外品やリメイクパーツを手配、そしてフロンガスの回収装置を設備しているエアコン修理専門店がここにあります
R12仕様のお車のエアコン修理はレトロフィットではなく、R12冷媒仕様でそのまま直す
それが最も安全で確実なカーエアコンメンテナンスでございます
ご相談はあなたのくるまの電機やさん、株式会社小國電機工業所まで!
(と、AI Chatも言ってくれたらいいのに)
この記事を書いたのは…
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