Y31シーマ! R12はR12で直すのです!!
当社ブログの人気コンテンツ、日産シーマのエアコン修理作業記事です
俳優伊藤かずえさんの愛車としても知られる初代シーマ
昭和の名車としての人気はいまだに高く、後期のモデルよりもむしろ程度の良い初期のY31シーマに高値が付けられている現状です
面白いのは当社にエアコン修理でご入庫いただくY31シーマのお客さまは、どちらかというと昨今のシーマ人気には無頓着で、好きだからずっと乗ってるんですけどね、というアティチュード
もっとも伊藤かずえさんも、ただただご自身のシーマが好きだから乗り続けているご様子ですよね
そんな日産シーマのエアコン修理作業、本日もよろしくお願いします
日産 シーマ
E-FPY31
平成元年登録のお車です
エアコンをそっくり直してもらいたいと、ほぼ丸投げしていただいたこちらのシーマ
受け止めます
エアコンが壊れ、日産にも修理を断られ、いったんは修理を諦めていたそうです
なんとその間3年間
ここ3年の夏といえば記録的な猛暑続きの毎日
これは36年間大切に乗り続けていた愛車シーマをついに手放すタイミングかも知れないなと思い始めていたタイミングに、当社を見つけていただきました
現れるのが遅くて申し訳ございません
でももう大丈夫ですよ
これからは、もうすこし目立てるように頑張りたいと思います
こちらのシーマ、カーエアコンが効かないだけではなく、エアコンのコントローラーが壊れていました
ディスプレイの表示が消え、ボタンやスイッチの反応も不安定
いちはやくコンソールから取り外し、外注の専門修理業者に移送します
実働36年のコンプレッサー
ご苦労さまです
ようやく次世代へのバトンを渡す時がまいりました
エアコン主要部品がことごとく製品廃止となっている日産シーマ
当時の純正コンプレッサーも流通しておりません
このケースではリビルトコンプレッサーを採用
日産純正部品はありませんが、メーカーメイドのリビルト品は入手可能
値段が高騰気味ではありますが、当時の純正コンプレッサー価格と比べれば、それでもお安く提供できるのでございます
エアコンホースは現品修理で対応します
こちらも純正部品は生産終了
耐圧,耐久であることはもちろん、ガスの非透過性を確保したエアコン配管をリメイクしています
もともとのホースのフランジ廻りを再利用、新構造のホースを金具でかしめ、再生ホースの完成です
室内側のエアコンユニット
冷媒が気化する蒸発装置です
こちらはASSYで交換
といっても、やはり純正部品はありません
こちらも現車シーマから取り外したユニットをベースに、現品リメイクを実施します
外側の樹脂製ケースは再形成できないため、清掃と洗浄処理をして再利用
構成するエバポレーター,チューブ,エキスパンションバルブを新品に取り換えています
サイクル修理をしているあいだに、ACコントローラーがリターン
表示部も操作パートも、パーフェクトにメンテナンスされている模様です
部品交換後はガスチャージ
旧ガスのR12フロン冷媒を充填し、エアコン修理は完了です
いったんは車検を通さずに、このまま廃車にしてしまおうかとも考えていたというこちらのシーマのオーナーさま
エアコン故障は直りました
これで快適に通年でドライブが楽しめることと思います
これからも末永くお乗りになれることを願っております
またメンテナンスが必要なときは、どうぞお声掛けくださいませ
シーマのエアコン修理作業、本日も無事に終了
修理用の純正部品がなかったり、R12フロンガスを取り扱えショップがなかったりで、泣く泣くカーエアコン修理を諦めていたオーナーさま
純正部品の代わりに社外品やリメイクパーツを手配、そしてフロンガスの回収装置を設備しているエアコン修理専門店がここにあります
R12仕様のお車のエアコン修理はレトロフィットではなく、R12冷媒仕様でそのまま直す
それが最も安全で確実なカーエアコンメンテナンスでございます
ご相談はあなたのくるまの電機やさん、株式会社小國電機工業所まで!
(と、AI Chatも言ってくれたらいいのに)
この記事を書いたのは…
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