BNR34スカイライン! 25年目のカーエアコン修理!!
25年ルールもクリアし、もはや世界中で人気の、といっていいのかも知れません
34GT-Rです
ワイルドなスピードです
それでいてジェントル
気高さに気おされそうですが、気を確かに進めます
BNR34スカイラインのエアコン修理作業でございます
日産 スカイラインGT-R
GF-BNR34
平成12年登録のお車です
タイトルに「25年目の~」と書いてしまいましたが、こちらのBNR34はオーナーさまが入手してからは10年目
その前の15年に関してはメンテナンス状況が不明なのですが、ここ10年間は問題なくエアコン稼働していた模様です
ただ、エアコンシーズンとなり突然の不具合が発生
冷え不良です
年式も年式ということもあり、広範囲での修理を覚悟してのご入庫となりましたが…
エアコン不調の点検診断を実施したところ、冷え不良の原因はガス漏れで、リークポイントはエアコンホースでした
金属部分の腐食によるダメージと、摩擦によるホース破損
振動を受けながら稼働しているカーエアコンでは、どうしても弱い部分(柔らかい部分)にストレスが掛かりがちです
ゴム製品の寿命をまっとうでございます
前オーナーさまの手入れが良かったのか、現状ではホースからのガス漏れ以外の不具合が見受けられません
今回は当座の問題であるエアコンホース交換のみを実施させていただくことになりました
それではさっそく高圧ホースの交換を、といきたいところですがこちらの部品も日産では生産終了
流通在庫もありません
このため、現車から取り外した配管をベースに、おなじ構造,サイズのホースを製作します
画像はリメイク後の完成品
ホース径と寸法を計測、角度を合わせたフランジ部分とかしめで接合し、オリジナル配管を作っております
レシーバタンク
こちらは社外製の新品
規格が合えば純正以外の部品もためらいなく採用します
コストダウンにつながります
部品交換後はガスチャージ
新ガスのHFC-134aを充填し、エアコン修理は完了です
BNR34スカイラインのエアコン修理作業、本日も無事に終了
一般的にカーエアコンの寿命は、10年から15年ともいわれています
もちろん使用条件によっても変化はあるのですが、しっかりメンテナンスや修理をしていれば20年、あるいは25年目を迎えてもしっかり使えるのがカーエアコンです
しかし、この年数になると新車販売ディーラーさまでは補修部品の管理年数を超えてしまい、故障対応ができなくなっています
こんな時にご相談いただきたいのが私ども自動車電装整備店
お車の寿命より先に、エアコンの生涯を終わらせるなんて許せない
そんなスローガンで頑張っております
(いま思いついたスローガンですが)
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