リビルト品って再生部品なのか
中古の部品を新品同様にオーバーホールして再利用ってエコですよね
しかも性能は新品の純正部品と同スペック
さらに純正部品と比べて値段が安い
これって、環境に優しく、お財布にも優しいってことですよねー
くるまの電機やさんは優しさでできていたんだー
などとつぶやきつつ、ワゴンＲのエアコン修理作業です
スズキ ワゴンＲ
ＤＢＡ-ＭＨ２３Ｓ
平成２０年登録のお車です
エアコン使用中にコンプレッサーから異音が発生、そのまま焼き付いてしまったというワゴンＲ
残念ながら冷房が機能しません
このケースではコンプレッサーが焼きついた悪影響（燃焼粉）がエアコンサイクル全体におよび、かなりの点数の部品交換が必要になります
システムのフラッシングや配管の洗浄ももちろん実施するのですが、アルミフィンなど繊細なパーツは高圧水洗浄ではかえって破損してしまうんですよね
異物がサイクル内に残り、再度のエアコン故障を発生させないためにも主要部品を交換していきます
まずはコンプレッサー
故障の主要因です
高い圧力などストレスの掛かるパーツですので消耗や疲弊も早く、コイル断線からロックしてしまうケースも多数です
取り換えるのがこちらのコンプレッサー
タイトル通りリビルト品です
メーカーにて新品同様の品質チェック後に出荷されるオーバーホール品
安心しておすすめできます
そして純正部品との価格差を、ここで稼ぎます
詰まりとガス漏れが両方発生ていたコンデンサー
こちらも交換
コンデンサーにはリビルト品はないのですが、純正部品以外の社外品が適合するケースがございます
こちらが社外製のコンデンサー
もちろん新品
社外新品と呼ぶ方もいます
そして安い
純正部品との価格差を、ここでも稼ぐことができました
Ｏｈ Ｗｏｗ， Ｖｅｒｙ Ｃｏｏｌ！
高圧ホース
こちらもガス漏れ
コンプレッサーやコンデンサーほど高価な部品ではありませんので、ホースはスズキ純正部品を採用
こちらが新品ホースです
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こちらはエバポレーター
車室内にあるエアコンユニットの熱交換器です
こちらを取り換えないといけないのですが、とてもやっかいな場所にレイアウトされている
これ、エンジンルームの画像ではなくて、運転席の画像です
ダッシュボードを車両から降ろしてます
ユニットが最も奥に付いているので、ここまでバラバラに分解しないとエバポレーターにたどり着かないのです
これは時間と労力が掛かります
エアコンユニットの修理メンテナンスをどうお考えか
クルマの設計者に問うてみたい気もしますが、おかげで仕事が増えるので感謝もしております
交換するエバポレーター
エバポレーターとセットで交換するエキスパンションバルブ
冷媒を霧状に噴射するノズルです
これも詰まりが生じやすいパーツですので必ず取り換えましょう
コンデンサーを冷却するクーリングファンの動作不良も発見
ファンを回すモーターが壊れている模様です
こちらは純正パーツ一択
スズキ純正部品のコンデンサーモーターを取り寄せました
これがラストの部品交換です
部品交換後はガスチャージ
新ガスのＨＦＣ-１３４ａを充填し、エアコン修理は完了です
ワゴンＲのエアコン修理作業、本日も無事に終了
ダッシュばらしやサイクル洗浄、真空引きやガス圧調整など特殊な作業が盛りだくさんのエアコン修理
ここまで行くとさすがにＤＩＹでは手に負えないのでは
工数が多い分コストもかかる作業になってはしまうのですが、少しでもリーズナブルにサービスを提供できますよう、リビルト品や社外品の積極利用を心掛けています
エアコン故障は、経験豊富なくるまの電機やさんにどうぞご相談くださいませm(__)m
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