エアコン修理! アルファロメオ75!!

アルファロメオのエアコン修理の様子をご案内します







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アルファロメオ 75


1991年登録のE-162です






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147や159のアルファロメオは街中でも良く見掛けますが、75は最近ほとんど見ない
よーな


うちのお店でも、エアコン修理で入庫したのは初めてかも知れません


こちらのお車は1991年の製造ですから75の最終モデル、2.0のツインスパーク仕様車に
なります










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オーナー様によるとエアコンの効きが悪く、ガスチャージしても冷風が出て来ないとの



こちらの年代のアルファロメオだと、エアコン修理を引き受けられる店自体が少なく、
お困りになられていたご様子でした










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当店での診断結果は、コンプレッサー故障です


ガスリークと圧縮不良が発生しており、コンプレッサーの交換が必要と判断しました


修理内容としてはリビルトコンプレッサーへの交換と、リキットタンク交換


エバポレーターからのガス漏れや、エキパンの詰まりは確認出来ませんでしたので、
今回はこの2部品の交換修理で対応します










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と、思ったのですがここで問題が発生


画像の高圧ホース自体にはやや劣化が見られるものの、機能的に大きな問題はありませんで
した


ただ、コンプレッサーとリキットタンクを交換するに際し、リキットタンク側の配管のジョ
イントが一般的な車とは逆のオスネジの仕様になっていたのです


この形状のジョイントに合うリキットタンクが現在では入手困難な為、高圧ホース側のジョ
イントを加工して配管を接続する必要がある事が判りました


やはり輸入車、しかも現存台数自体も少ないイタリア車だと、なかなかスムーズに修理が進
みません


部品の調達の難しさや、予期せぬ問題に出くわす事が多いので、修理そのものを避けている
修理業者は多いのも頷けます^^;



さて、リキットタンク同様こちらの年式のアルファ用の高圧ホースは既に流通していません
ので、オーナー様の了解を頂き、当店では現品のホースをベースに加工修理を行わせて頂く
事になりました










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取り外したリキットタンク










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リビルト品のコンプレッサーが届きました










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コンプレッサーは、エンジンルームのやや下の方にレイアウトされています


国産車と比べると作業し難い位置ですが、アルファロメオとしてはさほど高い難易度の作業
ではありません










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新品のリキットタンク










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リキットタンクに加工したホースのジョイントを接続していきます










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部品の交換作業が終われば、真空引きガスチャージです










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1991年製造の車輌ですので、ガス冷媒は旧タイプのフロンガス


250cc×3本を充填し、修理作業は完了です










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現品修理や加工を伴う作業があった為、少し長い車輌お預かり期間になってしまいましたが
エアコンは無事に直りました


こちらのアルファロメオ75は、オーナー様がとても大切に、メンテナンスしながらお乗り
になっています


エンジン、足回りはもちろん内外装もしっかりした状態で、とても18年目のお車には見え
ません






ただエアコンやダイナモ・スターター等の電装部品は、大事に乗っていてもどうしても経年
劣化・金属疲労等によって修理交換を行う時期がやって来てしまいます


今回ご入庫頂きましたアルファロメオは、ダイナモとスターターに関してはまだまだ不具合
の予兆的な症状はなかったので、しばらくはこのエアコン修理で快調に、快適に走れる事と
思います




この度はご来店、ご用命有難うございましたm(__)m



これからも愛車同様、末永くお付き合い頂ければ幸いです







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