ＢＭＷのＥ３９に、２ＤＩＮナビをインストールしました

ＢＭＷ　５３０ｉツーリング

２００１年登録のＤＳ３０です

モデルコードはＥ３９

Ｅ３９の純正ナビゲーション付き車輌は、センターコンソールの真ん中にオンボードコンピ
ューターユニットが装着されていて、一般的には社外ナビとの交換が困難とされています

オンボードコンピューター（以下ＯＢＣと略します）をどうするのか、開いたスペースをどう
埋めるのか、純正スピーカーをそのまま鳴らすにはどうすればいいか等の問題が残る為です

Ｅ３９専用のカーナビゲーション取付キットやＯＢＣ移設キットが商品化されていれば、そ
れで済む話なのですが、現時点ではそのような部品は市販されていません

そこで、うちのお店では改造や加工を行いながらＥ３９に２ＤＩＮナビを取り付けています

その様子をご紹介(*^。^*)

まずはＯＢＣユニットを取り外します

取り外されたＯＢＣ

ＯＢＣは車輌側と、この青と白の二つのコネクターで配線接続されています

Ｅ３９に２ＤＩＮサイズのカーナビを取り付ける場合には、

・ＯＢＣを取り外して、使用しないケース

・ＯＢＣを取り外して、別の場所に移設するケース

この２パターンがあります

カーナビゲーションやオーディオの機能としては、新設のナビが担うので問題ないのですが、
燃費計算やディスプレイの調整、チェック機能などを残したいという場合には、ＯＢＣを移
設する事もあります

ただ、もともとコンピューターとしての機能は使っていなかったと云うオーナー様も多く、
その場合はＯＢＣは取り外してしまいます

今回は、純正のＯＢＣをトランクルームに移設して残すとの条件でカーナビ設置作業を行い
ました

取り付けるナビは、お客様お持込のカロッツェリアナビです

サイバーナビ「ＡＶＩＣ-ＶＨ００９」

１ＤＩＮ＋１ＤＩＮのセパーレートタイプのナビゲーションユニットです

ＯＢＣの移設先は、ラゲッジルームの左側になるサイドパネルの中です

この中にあるチューナーユニットやアンプ、ＣＤチェンジャー等のうち必要ないユニットを
取り外して、ＯＢＣの設置スペースを作ります

ＯＢＣユニットをリアのラゲッジスペースに移設するには、コンソール裏まで来ている配線
をリアまで引き戻す必要があります

引き戻すといっても、単純に引っ張れば配線の束がスルスルとリアまで来る訳ではありません

ケーブルはコンソールの裏からパネル下を通り、内張りの奥底を這い、更にはシートの下に
もぐり込むようにレイアウトされています

つまり、車室内をバラバラにしないと、リアまで戻せないのです

引っ張ってもびくともしません

実際に引っ張ったわけではありませんが、多分そうです

試しに今度引っ張ってみようかな

この作業が大変なのです

とりあえずフロントのコンソールからバラバラにしていきます