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くるまの電機やさん日記(新)

カーエアコン修理! アルファロメオ 75!!

アルファロメオのエアコン修理です










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アルファロメオ 75 ツインスパーク


1991yモデルのE-162です










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こちらのアルファロメオは昨年、別の修理業者さんでエアコン修理を行ったのですが、今年は
既にエアコンが効かなくなってしまったとの事です


その修理業者さんにエアコンが修理後一年で再び効かなくなってしまった事を訴えたところ、
点検もせずに「今度は別の部品が壊れましたかね~」的な回答が返って来たらしい


おやおや


そこで、その業者さんには見切りを付け^^;、こちらに点検の依頼がありました










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他社様の修理後のお車を見させて頂くのは、勉強になります


意外な対応をされている事を時々、ほんの時々ですが、発見してしまうケースがあります


こちらのアルファロメオも意外な修理内容が施されており、R12用のエアコンユニットに
HFC134のガス冷媒がチャージできるように改造が行われていました


改造と言っても単純にホースのチャック部分を変えただけのように見え、しかも業界では
タブーとされる漏れ止め剤を混入したかのような形跡が…






いろいろと経緯はあったのですが、結論としてはエキスパンションバルブの詰まりで、
エアコンサイクルにガス冷媒が循環しない状態になっていたのが、今回のエアコン不調の
原因です


ガス漏れはなく、サイクル詰まりです










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当店で、取り敢えずできる事は詰まっているエキスパンションバルブを交換することです










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エキパンが詰まった遠因のリキットタンクも交換します


エキパンとリキットタンクは消耗部品です


前回の修理の際に、この2つのパーツを新品に交換する事さえしていれば違った結果になっ
ていたような気がします










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新品のエキスパンションバルブ










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こちらも新品のリキットタンク










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ITALY製です










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作業としてはエキパンを交換するだけだったのですが、これが大変だった


旧いお車の場合、交換する部品自体が劣化、老朽化していて取り外す事すら出来ない状況が
あります


こちらのアルファもそう


エキスパンションバルブをエバポレーターから取外したいのですが、ジョイント部が固着し
てしまっていて、ビクとも動きません


無理に力を掛けるとエバポレーター側の取付ジョイント部まで壊してしまいそう


この上エバポレーターも交換するような事態になったら、オーナー様も大きなショックを受
けそうですし





とりあえずここまで来て慌てても仕方がないので、オーナー様に作業時間を頂き、固着部に
溶解効果のある薬剤を塗布、さらに薬剤を染み込ませたタオルでくるみ浸透させます


このまま一晩様子を見る事に…










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待機作戦が奏功し、無事にエキスパンションバルブの交換が出来ました


もしかすると昨年修理を行ったというプロショップ様でも、この工程が超えられずにエキパン
交換を断念したのかも










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HFC-134aでのガスチャージも完了し、エアコン修理は完了です


漏れ止め剤を入れてしまったリスクが心配ですが、こちらでサイクル内のフラッシングは可能
な限り実施しました


作業終了後の点検時にも、アルファロメオのエアコンは快調


これでやっとエアコンが本当に復活した、と言えそうですね










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アルファロメオをはじめする輸入車でも、その販売ディーラー様や専門修理業者様でのエアコ
ン修理は可能です


ただ、ディーラー様や修理ショップはエアコンの専門修理業者ではない為、細かい原因の特定
や正確な診断が難しく、エアコン関連部品の全てを修理交換されて、かなりの修理費用を請求
されてしまう事が時々あるようです


もしくは正しい修理方法の判断が出来ず、安易で場当たり的な対策で済まされてしまうケース
も…





エアコン修理に関しましては、自動車電装品修理業者にダイレクトに依頼された方が絶対お
得、おススメです




旧ガスの対応も可能、さらに既に部品の生産が終了している旧車や輸入車の修理も相談可能
です!!




お気軽にお問い合わせ下さいませm(__)m


























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