RX-8! スポーツカーのカーエアコンは壊れやすい!!

タイトルのとおりです

ただでさえ高温になるエンジンルームに押し込められたエアコンユニット

アクセルを踏み込めばエンジン自体も激しく振動

夏場は外気温も上がりますし圧縮中のコンプレッサーは100℃近くまで加熱されることも

アスファルトの凹凸にはねる車体、コーナーでの横G

ほこりや飛び石にも襲われます

ひょうまで降ってまいりました

あらゆる過酷な条件をそろえられ、それでも冷たい風を提供し続けなければならないカーエアコンは、エアコンとして生まれてきたことを後悔しているに違いありません

あーあ、後部座席のヘッドレストになりてえなと

RX-8のエアコン修理作業でございます

 

 

 

 

 

RX-8 エアコン修理作業

マツダ RX-8

 

 

 

 

 

LA-SE3P

平成15年登録のお車です

 

 

 

 

 

エアコンの効きが弱く、ディーラーさんでガスチャージしていただいてやや復活

しかしその後に温風状態になってしまったというRX-8

クーラーガスが充填できる時点でどこからかガス漏れしていますので、まずはそこを直さなければ修理にはなりません

 

 

 

 

 

冷媒を圧縮して高温化させるコンプレッサー

クラッチ摩耗による動作不良が発生していました

ガス漏れとは別の問題です

 

 

 

 

 

コンプレッサーはリビルト品と交換

エアコンサイクルの始動点であるコンプレッサーに不具合が生じていては、正しくカーエアコンが機能しません

 

 

 

 

 

コンプレッサーで圧縮された冷媒を冷却し、液化させる目的のあるコンデンサー

フロントバンパーのすぐ後ろに付いています

ガス漏れが発生していたのはこのコンデンサーでした

外因的な要素で傷付いたり、酸化による腐食で穴が開いてしまうことも

ときどきは社外ホーンのステーが突き刺さっているような悲しいコンデンサーもお見かけします

 

 

 

 

 

コンデンサーは社外品との交換で修理対応

新品コンデンサーはご覧のとおり美しきシルバー

記念撮影は今のうちです

 

 

 

 

 

ガス漏れが確認されたエアコンホース

耐圧性の高いゴムホースですが、経年で確実に劣化します

樹脂製品ですからね

こちらはテープで補強したりなどせずに、新品ホースに換えましょう

 

 

 

 

 

新品の高圧ホース

比較的お値段お安いこの部品は、純正パーツをそのまま使います

 

 

 

 

 

冷媒を噴射するエキスパンションバルブ

繊細なノズルには異物が詰まりがちで、冷え不良や動作不安定の原因となることも

エアブロウで清掃する手もありますが、先を考えれば交換しておいた方がメリットあり

エアコンメンテナンス時の交換がおすすめです

 

 

 

 

 

部品交換後はガスチャージ

新ガスのHFC-134aを充填し、エアコン修理は完了です

 

 

 

 

 

RX-8のエアコン修理作業、本日も無事に終了

主要エアコン部品を交換しましたので、エアコン機能は完全に復調しました

さあ、思い切りドライブをお楽しみくださいませ

安全運転もお忘れなく(^_-)-☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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