昨日のRX-8に続き、ランサーエボリューションのエアコン修理作業です
スポーツカーなんざ走ってなんぼ、エアコンが壊れてたって気にしないわい
なーんて言わずに直しましょう
窓がくもっては、ラリーも完走できませぬ
三菱 ランサーエボリューションX
CBA-CZ4A
平成20年登録のエボXです
スポーツカーであってもなくてもカーエアコンの労働環境は過酷です
家庭用のエアコンだって何年かすれば壊れてしまうのに、高速で移動する車体に固定されているわけですからね
暑さ寒さに雨や雪、悪路を走れば振動も受けます
そしてエンジンルーム内が高温になりやすいスポーツカーほど、エアコンのメンテナンスには気をかけていただければと思います
圧縮不良のコンプレッサー
外観からは損傷があるようにみえませんが、高回転で稼働するピストンやシャフト、シリンダーなどには強い圧力がかかり、金属部品ですので摩耗します
使用条件にもよりますが、ある程度の年数で交換メンテナンスが必要になってくる消耗部品とお考えください
三菱に在庫がなかったコンプレッサー
ならばと現品をベースにリメイクを実施しました
ハウジングはオーバーホールして再利用
内部パーツは新品交換
再生新品コンプレッサーの完成です
コンデンサーで冷却された液体冷媒を受け止めるレシーバドライヤー
不純物をろ過するフィルターの役目があります
しかし新車から10年以上が経過していますので、その効果は既に終了
このタイミングであたらしいレシーバに交換します
新品のレシーバドライヤー
こちらは三菱さんの純正部品を採用しました
部品交換後はガスチャージ
新ガスのHFC-134aを充填し、エアコン修理は完了です
ランサーエボリューションのエアコン修理作業、本日も無事に終了
エンジンオイルやタイヤのチェックも大切ですが、エアコンのコンディション確認もときどきしてあげてくださいませ
早めのメンテナンスがエアコン寿命を延長したり、修理範囲を小さく収めることもできるのです
ご相談はディーラーさんの下請けもやっている、くるまの電機やさんにダイレクトでどうぞ(^^♪
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