ランクルことランドクルーザープラド
その現行モデル（令和３年１２月現在）が１５０系のプラドになります
実は現在当社へのお問い合わせやご相談が最も多い車種のひとつがのが１５０系プラド
ランクルといえばトヨタが誇る大型ラグジュアリーＲＶ車、そのプラドへの後席フリップダウンモニター設置作業の様子をご案内します
トヨタ ランドクルーザープラド ＴＸ-Ｌ
ＣＢＡ-ＴＲＪ１５０Ｗ
令和０３年登録の新車です
プラドに取り付ける後席モニターはこちら
トヨタ純正ディーラーオプションの「Ｖ１２Ｔ-Ｒ６８Ｃ」
１２.１型フリップダウンモニターです
プラドにはディーラーオプションのナビがビルトイン
Ｔ-Ｃｏｎｎｅｃｔ９インチナビの「ＮＳＺＴ-Ｙ６８Ｔ」です
このＤＯＰナビのＮＳＺＴ-Ｙ６８ＴとＤＯＰモニターのＶ１２Ｔ-Ｒ６８Ｃがそのまま接続できればなにも問題ないのですが、トヨタの設定ではランクルにおけるＶ１２Ｔ-Ｒ６８Ｃの適合はＮＧとなっております
アルファードやハイエースなどへの設置はＯＫで、ランクルには取り付けられないというこのモニター
うーむ、なぜでしょう
ランクルの室内ルーフ
取り付けがＮＧなのは電気的な問題で、レイアウト自体は加工さえすれば可能でしょうとの認識で設置作業を進めます
Ｖ１２Ｔ-Ｒ６８Ｃはランクルには装着できないわけですから、当然ランクルプラド用のフィッティングキットは存在しません
ディーラーさんやカー用品店さんではこの時点でアウト（＝取付不可）かも知れませんね
しかし、そもそも当店では専用キットが設定されていない車種へのモニター設置を得意分野としております
車種やモニターのデザイン，ディティールに合わせてモニター固定用の下地補強材を製作しているためです
重量のある大型１２.１インチモニターでも然り
純正風に仕上げます
（もともと純正品でしたね）
純正ナビと純正モニターの映像信号はデジタル接続
ルーフライニング内に５ｍの延長ケーブルを通します
問題なのがメインハーネス
本来Ｖ１２Ｔ-Ｒ６８Ｃが設置できる車種であれば、モニターとカプラー接続できる端子がルーフ裏に来ているはずなのですがそれがありません
適合外のプラドですからね
なるほど、ここで引っかかるわけか
ハーネスがない
モニターに電源も供給できなければナビ連動もできない
残念ながらランクルプラドへのＶ１２Ｔ-Ｒ６８Ｃは、やはり不可能ということですね
無念なり
ってなわけにはいきませんので、お時間をいただいてチャレンジいたしましたよ
そして無事成功
みごとにディーラーオプションの後席モニターが取り付けできました
さすが純正品
美しい収まりです
さて、アタッチメントのみならずハーネスまで自作してインストールしたこのモニター
はたしてちゃんと動くのでしょうか
純正ナビのＤＶＤ映像を入力中
さすが高精細ＨＤディスプレイ
圧倒的な鮮やかさ
純正ナビと純正モニターの接続、問題ない模様です
こちらは純正地デジチューナーの画像
こちらも入力に成功、そして美しい
デジタルの神様に感謝です
これがトヨタの後席個別再生、ＡＬＰＩＮＥならダブルゾーン
前席の純正ナビでは地上デジタル放送を、後席モニターではＤＶＤが鑑賞できます
もちろんその逆もＯＫ
音声もそれぞれ前後のスピーカーに振り分け可能です
家族みんなで仲良くおなじソースを楽しめばいいのにとも思いますが、便利な機能があるに越したことはありません
家族はそれぞれでございます
１５０系ランドクルーザープラドへの純正フリップダウンモニター取り付け作業、本日も無事に終了
一筋縄ではいかないこの作業も、くるまの電機やさんにならお願いできそうな気がしてきませんか
そう思っていただけましたら本望でございます
この記事を書いたのは…
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