EG6シビック! エアコン修理で名車復活です!!
春はすぐそこ、明日は春分の日
きっと今年の春も夏も、エアコン稼働率が高い日々が続くでしょう
本格的なカーエアコンのシーズン前に風量のチェック、冷え具合の確認、温度調整の可否などを試しておきましょう
昨年まで問題なく使えていたエアコンが急に冷えなくなっていた、そんなこともままあることでございます
明日の祝日にはエアコンのスイッチを入れてみる、どうぞお忘れなく
はい、懐かしの名車のご入庫です
ホンダ シビック
E-EG6
平成5年登録のお車です
エアコン修理メンテナンスをかかりつけの工場さんから当社へとバトンタッチ
そのバトン、しっかり繋がせていただきます
エアコン現況としては主要箇所でのガス漏れトラブルが発生
ACコントローラーにもエラーが認められます
しかしこれらの部品はすでにメーカーでは生産終了、製品廃止となっています
さて、どうするシビック
アルミフィンが腐食しポロポロとはがれ落ちてしまう状態のコンデンサー
冷媒と一緒に滲み出したオイル成分に汚れが吸着し、黒ずんだ部分をつくっています
ここが目視でも確認できるリークポイントです
コンデンサーは純正部品が在庫無し、社外品も適合無し
あれもなしでこれもなし
このケースでは現車から取り外したコンデンサーをリメイクします
で、完成品がこちらの画像
めでたしめでたし
車室内側のエアコンユニット
こちらでもガス漏れが起きています
空気を冷やすエバポレーターは、エアコン稼働時は蒸気によりつねに水分過多
振動や熱収縮のストレスでとてもデリケートな状態なのです
こちらもコンデンサー同様になしなしの状況は変わりません
樹脂製のケースのみお掃除をして流用し、エバポレーターを作り直しています
エキスパンションバルブ,チューブも新品に
古いエバポレーターがエアコン使用時の異臭原因となっていることも多いので、この部分もリフレッシュできます
こちらはエアコンホース
コンプレッサーからコンデンサーへと高圧状態の冷媒を送るゴムホースです
ゆえにこちらも壊れやすい
消耗部品と捉えてください
高圧ホース、現品修理しました
取り外した部品の一部を再利用し、リメイクホースの完成です
樹脂ゴムの性能が進化していますので、当時の純正エアコンホースよりもスペックが高いのではと評価していただきたいものです
お願いします
動作が不安定だったエアコンコントロールユニット
こちらは専門店にてオーバーホール
問題を取り除くことができました
部品交換後はガスチャージ
旧ガスのR12を充填し、エアコン修理は完了です
旧ガス仕様車にやむなく新ガスを充填してしまうケースがあるようですが、これは自動車電装業界では禁忌行為
そもそも充分に冷えないばかりか冷媒膨張率の差異によりサイクルを壊してしまうことも
オリジナルで直るものは、オリジナルで修理するのが基本です
シビックのエアコン修理作業、本日も無事に終了
コンディションさえもとに戻れば、実は旧ガスの方がエアコンとしては冷えるのです
さあ暑がりさん(そうでない方も)、壊れてしまったカーエアコンを復活させているのは当店です
お誘い合ってお越しくださいませ(^^♪
この記事を書いたのは…
株式会社小國電機工業所
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