クラウンハイブリット! カーエアコン修理は梅雨が来る前に!!
自動車用のエアコンコンプレッサーは、一般的にはベルト駆動式です
これに対し、ハイブリット車のコンプレッサーは電動モーターで動いています
電動コンプレッサーと称される製品です
既存のコンプレッサーと異なり高電圧だったりオイルのタイプが違っていたり故障の発生が分かりにくいなどの注意点の多々は後述するとして、お客さま側の問題点としては値段が高い、つまり故障した場合は部品代が高価であるというシンプルなダメージがあります
これは深刻
ハイブリット車、クラウンのエアコン修理作業です
トヨタ クラウンハイブリット
DAA-AWS210
平成25年登録のお車です
ガソリン車でもハイブリット車でもガス漏れは起こります
部品の損傷がなくても配管のつなぎ目やパッキン(Oリング)がらゆっくり少量ずつ漏れてしまうことは避けられません
サイクル内の冷媒が減るとが従来型の車両では冷え不良が短期に発生するのですが、ハイブリット車の電動コンプレッサーは減圧しても電気で強制的にコンプレッサーが回ってしまうので異常に気付きにくいのです
クーラーガスが抜け、コンプレッサーオイルが枯渇し、それでもガス漏れに気が付かずに冷媒充填をしないでエアコンを使い続けるとどうなるか
焼き付きます
要交換です
そして電動コンプレッサー
高価です
とても値の張るコンプレッサーですが、エアコンシステムを変えることは不可能ですので電動コンプレッサーとの交換を実施します
高電圧にご注意との黄色い三角マークが付いていますね
高価格にもご用心です
ロックしてしまったコンプレッサーを交換するケースでは、サブクール式のコンデンサーも同時交換します
こちらは従来タイプのコンデンサーですので社外品もあり
純正部品が高価な場合は適合する社外品を採用し、部品コストを抑えます
ガス漏れが確認できたエアコンホース
こちらは純正部品の高圧ホースと取り換えます
プレッシャースイッチ
こちらも新品交換
部品交換後はガスチャージ
新ガスのHFC-134aを充填し、エアコン修理は完了です
クラウンハイブリットのエアコン修理作業、本日も無事に終了
電動コンプレッサーの功罪によりその故障に気がつきにくいハイブリット車ですが、いざ壊れてしまうと修理費用や修理範囲が甚大広大となることも
リークテストや圧力チェックなど、日頃からのメンテナンスに心がけましょう
故障診断もぜひ当社まで(^_-)-☆
この記事を書いたのは…
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