三菱GTO! コンプレッサーを修理します!!
GTOのエアコンコンプレッサー故障でお困りのかた、ご注目くださいませ
今回の修理のケースはちょっと特殊
自動車修理業者さまからではなく、GTOのオーナーであるお客さまからの直接のご相談
いつもは故障してしまったコンプレッサーを現車から取り外していただき当社に送付、当社で修理を実施したコンプレッサーをご返送しております
ただ、今回のお客さまのGTOのコンプレッサーは既に焼き付きが発生していてシャフトもロック、プーリを回しても空転してしまう状態とのことでした
コンプレッサーの現品修理は原則焼き付いていなければ対応できる可能性が高いのですが、完全にロックしている場合は残念ながらノーチャンス
そこでお客さまご自身で探していただいた中古品のコンプレッサーを当社にお届けいただき、その現品をベースにしたリメイクを行わせていただくこととなりました
お客さまが取り引きされた業者さまからダイレクトに届けられた梱包品
ジャンク品と銘打たれたGTOのコンプレッサー
リビルト前提品ともコメントされていました
当社に届いた時点で修理オーバーホールが可能な個体かどうかのチェックも実施します
こちらは三菱GTOのイメージ画像
当社に入庫することはありませんでしたが、現車は平成4年登録のE-Z16A
スーパーカーとはGTOです
コンプレッサーの現況を確認
全体に汚染があり、オイル漏れも見受けられます
劣化はあるもののロックは回避、修理ができそうな現況が確認できました
外郭をなすコアはそのまま流用
可能な限り洗浄し、ブラッシュアップしていきます
コンプレッサー単体でお客さまにお届けすることもあり、見た目の流麗さにもこだわりたいものです
リメイク後、完成品のコンプレッサー
令和メイドながら、もちろんR12仕様のコンプレッサーです
ショートパーツ,消耗品はすべて新品に交換
どこもかしこもピッカピカ、とまではいきませんが品質も含め新品スペックのコンプレッサーに仕上がりました
こちらのコンプレッサーをお客さまにご返送します
当社で修理を実施したコンプレッサーですが、実際の交換修理はお客さま懇意の自動車修理業者さまで行います
コンプレッサー交換の際は同時に充分なエアコンサイクルの洗浄及びエキスパンションバルブとリキッドタンク(レシーバドライヤ)の交換が必要です
洗浄不足や耐用期間を過ぎたエキパンやリキッドタンクをそのまま使うと再度のコンプレッサー故障が発生する懸念が高まります
もしお客さまや修理を実施される業者さまでの部品入手が困難であれば、こちらも当社で手配可能
今回も追加部品のご依頼をいただき、コンプレッサーといっしょに画像のエキスパンションバルブとリキッドタンクをお届けさせていただきました
念のためコンプレッサー交換時の注意書きチラシも同梱
せっかく修理をご依頼いただき、丁寧に仕上がったつもりのコンプレッサーですので、交換作業までもが上手くいってこそコンプリート
名車GTOのエアコン復活を、スタッフ一同願っております…
この記事を書いたのは…
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