ピアッツァの修理もやっている、くるまの電機やさんでございます
いまや乗用車を作ってもいない、いすゞ自動車の名車ピアッツァ
とても貴重なお車に、ご遠方より入庫いただきました
いすゞ ピアッツァ
懐かしくも美しいスタイリング
さすがのジウジアーロデザインですね
E-JR120
昭和61年登録のお車です
インパネも個性的なこと極まりない
コンプレッサーからの異音をきっかけにご相談をいただいたこちらのピアッツァ
当初は部品単体でのメンテナンスの予定でしたが、交換作業を含めた対応をさせていただくことになりました
こちらが現車に付いていたコンプレッサー
マグネットクラッチが壊れ、ACスイッチオフ時にもプーリーがコアに接触
動力が伝わりっぱなしのため擦れあって異音が発生していた模様です
もとよりコイルなどの消耗部品が限界に近く、今回のタイミングで新しいコンプレッサーとの交換を実施することに
乗用車部門から撤退しているいすゞには、補修用の部品も在庫していません
コンプレッサーもとうに製品廃止
そこで、取り外した旧コンプレッサーをベースに、新コンプレッサーをリメイクしました
もちろん旧ガスにはそのまま適合
外殻コアのみをブラッシュアップして再利用、見えていない内部パーツはすべて新品に変えています
純正新品のコンプレッサーの設定価格が高額ですので、それよりも安いコストでコンプレッサーが手に入るというメリットもあります
コンプレッサー異音では、摩擦で発生した金属粉など異物の撤去が必要です
エアブロウや洗浄液での充分なサイクルクリーニングを実施したうえで、フィルターも新品に取り換えます
こちらの部品もいすゞからの供給は終わっておりますので、フィッティングを確認したうえで社外品を使用しています
部品交換後はガスチャージ
旧ガスのR12を充填し、エアコン修理は完了です
ピアッツァのエアコン修理作業、本日も無事に終了
旧ガス車の場合は修理用の部品が製品廃止などで欠品していることがあり、その多くは現品からの部品リメイクなどで対応しています
パーツにもよるのですが部品製作期間は数週間に及ぶケースもあり、その間は車両お預かりとなります
もしこの夏での修理、お盆休みシーズンでのドライブまでに間に合わせたいとのご意向であれば、今がギリギリのタイミングかも知れません
お問い合わせ、ご相談はお早めがおすすめでございます
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