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くるまの電機やさん日記(新)

ブルーバード! フロンガス仕様車のエアコン修理です!!

大雪で被害に遭われている皆さまにはお見舞い申し上げます

雪どころとされているエリアの方にとっても驚かれるくらいのドカ雪が降っていますね

雪道のドライブにも充分お気を付けくださいませ

と、言いながらもカーエアコン修理の喧伝を展開してしまい申し訳ございません

日産のヒストリックカー、ブルーバードのエアコン修理作業です

ブルの愛称でカーフアンから親しまれた絶版車のブルーバード

でもブル中野のブルはブルーバードではなくブルドーザーの方ですのであしからず

いずれも偉大なレジェンドではございます

 

 

 

 

 

日産 ブルーバード

 

 

 

 

 

E-HNU12

U12型系と呼ばれる8代目のブルです

 

 

 

 

 

インタークーラー付きのDOHCターボ

CA18DETエンジン搭載車ですね

MTですし、これはこれは市場価値の高そうなお車

しっかりと修理させていただきます

 

 

 

 

 

ロックしているコンプレッサー

ステッカーにはカルソニックのロゴが見えます

もしかして新車時から未交換?

どちらにしても交換時期をとうに過ぎております

コンプレッサーを取り換えましょう

 

 

 

 

 

日産ブルーバードのエアコンパーツは、残念ながらそのぼぼすべてが製品廃止となっております

このため交換用の部品は現品修理が基本になります

こちらのコンプレッサーもリメイク品

メタル製のコア部分のみを分解洗浄して再利用、マグネットクラッチを含めた消耗部品を新品パーツに入れ替えています

再生コンプレッサー、当時の純正新品コンプレッサーよりハイスペックでローコスト

なんて頼もしい

 

 

 

 

 

エアコンホースもダメージ大

こちらも日産からは部品が出ません

生産が終わってはや数十年

 

 

 

 

 

ならばとエアコンホースもリメイクです

樹脂ゴム製の耐圧ホースとアルミジョイントの組み合わせですので構造は単純

現品があればそれをトレースしながら、おなじディティールでの再生ができます

よく似てるでしょ

 

 

 

 

 

室内側のエアコンユニットもASSY交換

フィンが真っ黒に目詰まりしていました

異臭がしそうな外観ですが、深呼吸する勇気はありませんので未確認です

でも、室内への冷気はここを通過すると考えれば、交換しない手はありません

 

 

 

 

 

はい、純正部品のようなたたずまいのエバポレーター

現品修理品です

エキスパンションバルブ,チューブ,センサーも交換し、新生エバポレーターのリボーンですね

 

 

 

 

 

こちらはリキッドタンク

現品合わせで流用可能な汎用品をあてがいます

サイクル内のフィルターは、メンテナンスごとの交換実施が必須です

 

 

 

 

 

部品交換後はガスチャージ

旧ガスのR12フロンを充填し、エアコン修理は完了です

 

 

 

 

 

ブルーバードのエアコン修理作業、本日も無事に終了

旧ガス仕様のお車はガス冷媒自体の供給量が少ないことと、それ以前に修理部品の入手困難という壁が立ちはだかります

カーディーラーさまや一般の自動車修理工場さまではこの時点で試合終了なのですが、くるまの電機やさんはその壁を超えるのがメインのお仕事

いっしょにその壁の向こうを目指しましょう

 

 

 

 

 

この記事を書いたのは…

株式会社小國電機工業所 / さいたま市南区内谷7-6-22

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